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(ウ) 標準作業手順設計支援機能

標準作業手順の設計を支援する機能で、プロシージャレベルの業務プロセスを対象とする。各エージェントの集めた設計者同士の情報交換のジャーナル、実績プロセス情報の収集、収集した実績プロセス情報からベテラン設計者の作業パターンや、参照情報を抽出する機能、及び抽出した情報をHTMLやXML等を使って定式化し、文書変換する機能がある

(2) プロセスサーバーの実装範囲

Version 1のプロセスサーバーは、図4.3-7に示すように、プロセスサーバー機能、他のエージェントと通信するために必要なKQML通信メカニズム、及びワークフロー設計機能から構成される。このシステムでは、プロセスサーバー機能のうち、設計者の協業を支援するうえで必要不可欠な、プロジェクトマネジメント支援機能とワークフロー設計の機能を実装した。

 

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図4.3-7 プロセスサーバーの機能構成

 

これらのプロセスサーバー機能及びKQML通信メカニズムは、市販パッケージソフトウェアであるMicrosoft Project98の機能を拡張して開発した。また、ワークフロー設計機能はそのまま流用している。

 

4.3.4 エンタープライズサーバーの機能と協業支援システムでの実装範囲

協業支援システムに必要な資源情報、ジャーナル情報を集中管理するサーバーである。各々が監視する情報は以下の通りである。

(1) 資源情報

エンタープライズサーバーで管理する資源情報としては、以下のような内容が格納される。

・設計者・マネジャーが所属する組織情報

 

 

 

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