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ましてや、プロセスモデルを複雑な設計協業へ適用する試みは極めて少ない。これらを考え合わせ、協業支援システムの開発目標と開発に際しての重点課題として、下記を設定した。

(1) 開発目標

造船の設計業務(いわゆるエンジニアリング業務)における協業を円滑に進め、設計作業のリードタイムの短縮、コスト低減、及び品質向上を図るため、プロセスモデルを基盤とした協業支援システムのシステム概念を構築し、これに基づいて実際に協業支援システムのシステム基盤を構築する。

具体的には、提案するシステムによって、設計チームの情報伝達(進捗状況通知や変更通知)の漏れや遅れを無くして、情報収集の手間や伝達遅れによる作業の手戻りを絶滅するとともに、設計品質の向上を図る。また、マネジャーが作業進捗遅れに対してタイムリーな対策を立案し、実行できるようにする。

(2) 開発の重点課題

・刻々と変化する設計業務へ動的に対応できるものとする

・業務プロセスに関するサイクル管理の視点を導入したものとする

・人間系での調整とシステム支援のバランスを考慮し、運用の柔軟性を持たせる

・市販ソフトウェアを活用して開発効率を向上させる

・関連情報技術の進展を取り込み易い構成とし、将来的な発展が可能なものとする

 

 

 

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