(ケ) トリッピングブラケット
板材・条材のウェブ・フェースに取り付くトリッピングブラケットを表現できるようにした。詳細構造パターンからタイプを指定し、周囲の状況に合わせて、形状が生成される。
(コ) 小物(アペンデージ)
ライダープレート・条材に取り付けられるリブなどの小物をまとめて、一つのクラスとして表現できるようにした。このクラスでは、小物の種類が何であって、どの部材のどこに付いているかということだけを表現し、形状は表現しない。
(サ) パッド
ピラーに取り付けられるパッドを、一つのクラスとして表現できるようにした。詳細構造パターンから、タイプを指定することによって形状が表現される。
その他の部材に取り付けられるパッドについては、小物クラスのインスタンスとして扱うようにした。
(シ) リブ
ピラーに取り付けられるリブを、一つのクラスとして表現できるようにした。詳細構造パターンからタイプを指定し、形状が表現される。
その他の部材に取り付けられるリブについては、小物クラスのインスタンスとして扱うようにした。
(ス) 継手形状
条材・フェース材・ピラー材における継手形状を表現できるようにした。
条材については、継手の基準位置と、そこからのウェブやフェースのそれぞれにおける、継手線のシフト量や継手線の向きによって、継手線形状が表現される。
フェース材については、継手の基準位置と、そこからのフェースにおける継手線のシフト量や向きによって、継手線形状が表現される。
3.4.3 拡張結果
FLの柔軟性の向上及び基本構造の表現能力の拡張、更に詳細構造の表現能力の拡張を行った結果、どのように機能が拡張され、またどのような構造が表現できるようになったかを具体的な例を用いて示す。
(1) 対象モデル
拡張した船殻構造FLを用いて、ACIM丸の構造データをPMに登録した、船殻構造FLの検証作業で出力したいくつかの例を用いて、拡張内容を説明する。