日本財団 図書館


表B-2 氷の種類と該当する係数

207-1.gif

 

IBはリッジを表す指数である。リッジの密接度を表す10階級の指数をCrと定義する。リッジは図B-5に示す形状で近似することにする。パラメーター16で定義したリッジ密度をDrとするとCrは(2)式により定義できる。

 

Cr=Wk×(Dr/1000)×10   (2)

リッジ幅Wkを、Wk=20Hsと近似すれば

Cr=(Hs Dr)/5  (3)

IBを(4)式により近似する。

IB=F(Cr)×(Cf+Cm)  (4)

ここで  F(Cr)=-2×(Cr/10)

 

CASPPRでは1/3がリッジで覆われ、氷の密接度(Cf+Cm)が6以上の場合、表B-2の係数から1減じることになっている。全面がリッジで覆われた時、即ちCr=10の場合、(4)式はCASPPRの倍のペナルティを与えることになる。氷強度に関する指標Icを表B-3と(5)式により定義する。気温が低いほど、また多年氷程ペナルティを大きくとる。

 

Ic=Mcs×(一年氷)×Cf+Mcs(多年氷)×Cm  (5)

 

207-2.gif

図B-5 リッジの形状

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION