視察・ウォーキング 兵庫津の道
説明:井上慶一氏/岡方協議会会長
船上視察後、神戸港より兵庫区の三石公園までバスで移動。岡方協議会会長の井上氏による案内のもと、「兵庫津の道」のウォーキングを行った。
以下は、主な視察地の説明概要である。
●三石神社
「三石」の名は神社に祀られている3つの石に由来する。神功皇后がここで3つの石をたてて神占いをしたという説、あるいは安産を祈ったという説がある。
●和田神社と神田兵右衛門顕彰碑
7世紀中頃、武庫川の堤防決壊によって流れついた岡田の宮のご神体を祀っている。兵庫津を利用する人々の海上安全、繁栄を祈願する土地の神社として地域の人々に親しまれている。
神田兵右衛門は兵庫運河の開削を提唱した人物。36年の歳月を費やして新川運河と兵庫運河を完成させた。
●三菱重工業のモザイク壁画
津の道が完成した折、三菱重工業が自社の壁にモザイクで兵庫の町の風景を表現した。
●兵庫運河
神田兵右衛門や八尾善四郎らの努力によって、明治32年に完成。以前は帰帆船の通行のための水路であったが、現在は材木の係留や沿岸の工場の荷役に使われている。運河にかかる高松橋は、かつては日本最大の一葉式跳開橋であった。
●関西電力の壁画
関西電力の壁を利用して、地元の中学生が兵庫区の観光案内を制作中。まちおこしの拠点として、重要な役割を果たしている。