日本財団 図書館


説明 明石海峡大橋開通に伴う影響

説明:谷崎徹氏/鳴門市企画開発部企画調整課長

 

現在、ハイウェイバスは1日あたり、徳島─阪神間が81往復、徳島─京都間が6往復、徳島─東京間は夜間便で1往復運行している。平成11年6月の利用者は、延べ111,656人平均で3,722人で、前年同月と比較して、1日平均159人増加している。一方、徳島─大阪の空路は、座席利用率が90%から45%に減少、またフェリー、高速船などの海路も乗船率が30〜50%減少しており、基幹的な公共交通機関は空路、海路から高速バスヘとシフトしていることがうかがえる。

明石海峡大橋開通後1ヶ月の大鳴門橋通行台数を見ると、明石海峡大橋を渡った車両のうち、大鳴門橋を渡る車両は約60〜70%。京阪神からの明石海峡大橋利用者の約30〜40%が、淡路島でUターンしていると思われる。

鳴門市内、徳島市内の観光客数は明石海峡大橋開通後に大幅に増加したが、今年度は、昨年度より減少する見込みである。

 

●明石海峡大橋および大鳴門橋の車両通行台数

(平成10年〜11年)

016-1.gif

 

●観光客数の推移

016-2.gif

(徳島県資料より)

 

グループワーキング・ワーキングシートより

 

◇大阪湾ベイエリアがつながることによる地域の可能性

・地域の個性を活かした交流・連携

・既存資源の利活用による地域振興

・経済圏の形成と連携した地域経済の発展を

・地域の影響分析を

・交通網整備により物理的につなげる

・地域経済にとっては損失

・市民の視線・市民の力を

・地域内外に多様なメディアによる発信を

 

◇既存ルートや施設を利用した海辺の楽しみ方について

・楽しめるアクセントづくり

・新しい交通サービスシステムを検討

・ハード、ソフト両面のモデルルートづくり

・ベイエリアを結ぶサイクリングロードの利用イメージの提供

・市民参加による企画からメンテナンスまで

・冬の利用を考える

・既存資源の保存と活用が必要

 

◇今回のワークショップ全般について興味を持った内容と意見

●山中氏の講演

・工夫次第で可能性は広がることがわかった

・PFIの考え方を取り入れるといい

・講演時間が短かった

●鳴門の交通事情、明石海峡大橋開通後の影響、鳴門市営渡船

・渡船の新たな可能性の視点は、「歩く」「利便性」

・市民の足として愛されている

●鳴門・徳島サイクリングロード

・放置自転車再利用によるレンタサイクル・システムを提案

・新たなしかけが必要

・利用者像が見えない

・メンテナンス(清掃)の問題

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION