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●「『嶋屋』友の会」

「『嶋屋』友の会」は、室津の二つの資料館(海駅館、民俗館)を拠点にし、地域文化の向上をめざす文化団体である。講師を招いて室津の歴史文化を学ぶ連続講座「偕楽塾」や小学生を対象としたワークショップの開催、年2回の会報『むろのつ』の発行など、室津の文化を主軸に、町内だけでなく他地域を含めた交流を図っている。現在、会員は約250人で、室津以外の地域に住む人が60%を占めている。

室津のまちなみを案内しながら文化や歴史を紹介するボランティアガイドの制度は平成9年から始まり、友の会ではその育成のための養成講座も開催している。

 

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室津のまちについて説明する柏山氏

 

グループワーキング・ワーキングシートより

 

◇海辺の文化を活かした保存と活用について

●海洋科学館「塩の国」

・施設が人工的

・次世代に伝える施設として評価

・運営面の配慮が必要

●坂越

・古いものを現代に生かしたまちづくりに注目

・保存と住民との関係が課題

・観光の視点が必要

●室津

・演出の仕方でより効果的PRが可能

・ボランティアガイドの活躍に評価

●全体を通して

・歴史文化を生かしたまちづくりに関心あり

・海外へのPRも必要

・保存・観光と地域の生活とのバランスが必要

・住民が誇りを持てるまちづくりを

 

◇市民参加による新しい海辺づくりやまちづくりについて

●行政と住民の連携─坂越の場合

・行政と住民との連携の好事例・熱意を感じる

・NGOと行政との連携で開発のあり方の検討を

・地域のキーパーソンの存在が成功の鍵

・民間企業との関わりが不明

●市民参加のあり方

・港湾施設でもメンテナンスには市民参加が必要

・キーパーソンとの関わり方に工夫を

・住民と行政の距離を縮める必要性を感じる

 

◇参力者の感想─リピーターのみなさんから

・毎回新しい発見で新鮮・充実感がある

・住民と行政との真の連携によるまちづくりはこれからだと思う

 

◇今回のワークショップ全般について

●内容について

・ワークショップの意義を理解できた

・ワークショップの目的を明確に

・地域の人々、参加者との交流がほしい

●運営面について

・スケジュールに余裕を

・昼食はまとまってとるほうがいい

・事務局リストの配布を

・参加者人数を明確に

 

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室津海駅館2階でのグループワーキング風景

 

 

 

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