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表−3 油の粘度と新型油処理剤の散布量

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*従来の油処理剤の散布量は、50%以上であった。

 

(3) 流出油に対する油処理剤の有効性の事前試験

流出油に対して油処理剤を散布する前に、現に流出している油に散布しようとする油処理剤が有効かどうかの簡易評価試験を実施すべきである。

1]評価方法

流出油が油処理剤によって微粒子化されればされるほど、付着力がなくなればなくなるほど、その油処理剤はその油に対して有効である。

新型油処理剤で処理されたC重油の海岸への漂着状況と従来型の油処理剤で処理されたC重油の海岸への漂着状況の違いを、写真−4及び写真−5に示す。

 

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写真−4 新型油処理剤で処理されたC重油の海岸への漂着状況

(海岸の小石には、ほとんど油が付着していない。)

 

 

 

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