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VI 意見交換

 

海外からの招聘者と行政相談委員の代表との意見交換

 

(意見交換の要旨)

オランダから招聘したオースティン氏と行政相談委員の代表との意見交換会は、平山中部管区行政監察局長の司会で始まりました。

はじめに、行政相談委員からのオランダにおける苦情救済制度についての質問に対し、オースティン氏から「オランダには、オンブズマンのほかに、オンブズマンほどの権限は与えられていないが、市民の苦情を聞いてアドバイスしたり、情報を与えたりする『アドバイス・ビューロー』という、政府とは別個の、地域のコミュニティーのための組織が、全国にネットワークのような形で広がっていて、いろいろな問題で困っている人たちを助けている。」との説明がありました。

その後、制度のPRの方法等について話し合いが行われましたが、オースティン氏からは、「一般の方たちに知っていただくという活動自体も必要であるが、大事なことは必要なときに、―苦情を申し出たいときに、―こういう所へ行けばいい、というような、心に残るような情報を提供していくことではないか。」との意見が述べられました。

意見交換の模様は、以下のとおりです。

 

平山局長:まず最初に、本日の出席者のうち地元の行政相談委員の方々をご紹介いたします。本日は8名の行政相談委員にお越しいただいております。私の隣から、森下委員、土平委員、谷委員、堀田委員、安井委員、水野委員、林委員、近藤委員です。

すでにご承知の谷委員、森下委員を除いて、ほかの6人の方々は皆さん名古屋市在住です。現在、経済界等において要職を勤められておられたり、また、婦人団体活動などの様々な活動に従事されておられ、いずれも地域で信望のある民間有識者の方々です。

それから、鎌田全相協会長と総務庁の塚本審議官です。

もう皆様方、昨日のフォーラムで、すでに鎌田会長の方から詳しくご紹介がありましたように、オースティンさんは、先月まで12年間、オランダのナショナルオンブズマンをされておられ、また、国際オンブズマン協会の会長を昨年まで4年間勤められておりました。

それから、本日の通訳を勤めていただきます山崎さんです。

それでは、中部行政相談委員連合協議会の会長であります谷会長に一言ご挨拶をお願いいたします。

 

 

 

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