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資料3

 

オンリーワンのまちづくり

 

石田 芳弘(犬山市長)

 

始めに

 

犬山市は、名勝木曽川や緑豊かな丘陵の自然のなかで、国宝犬山城や犬山祭、青塚古墳など多くの歴史的・文化的資源を持つ都市として発展してきました。

社会環境の大きな変化のなかで、今後も、明るく豊かで住みよいまちづくりを進め、新たな発展を図るためには、犬山らしい誇りと暮らし、やさしさと生きがい、歴史や文化の継承と創造、自然との共生、観光など多様な産業の賑わい、市民参画と交流によるまちをめざしていくことが必要です。21世紀に向けての犬山のまちづくりには、市民と行政が一体となっていくことが重要であり、地域の歴史・文化、自然、観光などの豊富な資源をいかしたまちづくりがもとめられています。こうしたまちづくりの基本は、これまで築かれてきた犬山の歴史と文化、貴重な自然環境を受け継ぎ、一層磨き上げながら、新しい時代に対応した知恵と工夫を取り入れて、21世紀の犬山を創造していくことです。すなわち、伝承・共生・創造の三位一体をまちづくりの基本理念として、市民主導により犬山の個性を再発見し、伸ばしていくオンリーワンのまちづくりを展開していきます。

 

1. 犬山市における住民苦情への対応の仕組み

 

1] 各種相談

当市においては、市民からの多種多様な相談・苦情については、総務部秘書課市民相談室において対応しております。

市民相談室では、職員による市民相談、行政相談委員による行政相談、司法書士による登記相談、県の相談員による交通事故相談や労働相談そして、女性母子寡婦相談などを行っています。

福祉関係では、特別相談員による家庭児童相談や子ども家庭相談、身体障害者相談・知的障害者相談などがあります。

また、児童生徒の教育関係では、教育相談員による児童悩みごと相談、青少年悩みごと相談、不登校生徒対象の特別教室などがあります。

その他に、犬山市社会福祉協議会においては、弁護士による法律相談、民生委員による心配ごと相談、リフォームヘルパーによる住宅改良相談、結婚相談を行っています。

2] Eメールの開設

当市では、市役所庁内の情報ネットワークシステムの稼働に伴って、今年の1月からインターネットを利用したEメールでも、市への要望や質問などの投書ができるようにしました。

 

 

 

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