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ヌ. 江戸川区

〔地域の国際化の現状〕

江戸川区の国際交流は、姉妹都市交流やスポーツイベントに限らず、教育・文化・経済などを通じてさまざまな国と行われている。平成10年度は、チェコやリトアニアなどの国立民族舞踊団等が来訪し、区内で公演を行ったのをはじめ、34の国・地域から670人が江戸川区を訪れている。特に福祉行政では国内でも最先端の水準を誇っているため、今後も引き続き海外からの視察が見込まれている。

江戸川区では側面から国際交流を支えてくれるボランティア団体が存在し、積極的なホームステイによる受け入れはもとより、通訳としての活躍は大きな力となっている。

〔外国人相談の状況〕

江戸川区では、毎週月曜日の午後、同区内のグリーンパレスにおいて、区民相談の一つとして外国人相談を実施している。これには臨時職員の通訳が対応し、行政、生活、在留など幅広い相談を受け付けている。平成10年度は41件の相談を取り扱っており、これを相談者の国籍別にみると中国22件、フィリピン6件、韓国3件、その他10件となっている。

ネ. 特別区の外国人相談の特色

以上、各特別区の国際化の現状と相談の実施状況をみてきたが、各区毎に地域別特性がみられる。すなわち千代田区、港区、渋谷区、目黒区などでは各国大使館や外資系企業が多く存在し、欧米系外国人の比率が高く、足立区や荒川区などでは、オールドカマーの比率が高い。新宿区や豊島区などでは中国や韓国・朝鮮国籍の外国人が多く、アジア系のニューカマーが多いといえる。それぞれの区はこれに対応した相談窓口を設置しているといえよう。なお、相談件数は新宿区、世田谷区が年間1,000件を越えている。

組織的な対応をみると外国人相談を区民相談の一つとして把握し、広聴活動や相談活動の一貫として実施しているものが多いが、国際担当課で対応しているところ(目黒区、葛飾区)や一部を外郭団体を委託しているところ(港区、江東区、杉並区など)もある。国際担当課は外国人の情報や国際交流活動を行っている外郭団体やボランティアグループなどの情報を詳細に把握していることや国際交流員や通訳可能な職員が配属されていることが多く、迅速な対応が可能であろう。また、外郭団体への委託は次に述べる政令指定都市型ともいえる。

しかしながら、特別区を取り巻く財政もまた厳しいものがあり、今後は、ボランティアグループとの連携や活用、あるいは区の外郭団体として協会を設置しているところではその積極的な活用が望まれる。

なお、各特別区における平成10年12月現在の外国人登録者数は228,577人であり、主要10カ国別は、次表の通りである。

 

 

 

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