2.3.10 第10セッション:結論と勧告
議長 Mr. T Kruuse (IALA)
結論 1
新技術、特に電子航行海図(ENC)と自動識別システム(AIS)の導入は、VTSの運用効果及び効率を著しく改善するものと期待される。
勧告 1
VTS環境においてENC及びAISを使用する際の技術指針及び運用指針を、VTS当局がこれらの技術を導入しようとするときに役立つよう、作成すべきである。
結論 2
危険分析及び危険評価は、VTSが提供するサービスを決定又は再検討するときの貴重なツールである。
勧告 2
VTS区域に関して使用するのに適した危険分析及び危険評価のモデルの手引きをVTS当局が利用できるようにすべきである。
結論 3
VTSレーダーシステムの機能を最高に発揮させるためには、設置位置の選定に際し、地域的条件及びクラッター及びサイドローブによる妨害を最小にすることを考慮すべきである。