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2.3.9 第9セッション:自動識別システム(続き)

議長 Prof. K Benedict (ドイツ)

 

ユニバーサルAIS ―国際的な情勢

Mr. F E J Holdem (UK)

ユニバーサルAIS装置の300トン以上の船舶への装備の国際的義務化に向けて、IMOで準備中のSOLAS1974の改正の現状について発表された。

内陸船舶やプレジャー船など、SOLAS条約で規制されない船舶へのAIS搭載の可能性、及び現在の業務を強化する航行援助施設としての説明が行われた。

 

AIS技術のVTSへの応用

Mr. J Macdonald (オーストラリア)

AIS構想の進展が記述され、国際的に支持されている運用面及び機能面の必要条件と性能基準及び技術基準について発表された。

更に、AIS技術の航行安全及び交通管理、特にVTSへの応用における国際的な活動の現状が説明された。

 

DGPS及びA1Sの時代に入るVTSの問題点

Mr. T Nitta (日本)

Mr. T Iwasaki (日本)

レーダーから得られる位置情報と、ECDIS及びAISによるDGPSなど他のセンサーを使った位置情報は出来る限り正確でなければならない。このことによって、ECDISまたはAISによる船舶の表示位置とVTSレーダーによる位置との不一致が避けられる。

日本で最も古い東京湾VTSシステムは、近い将来機能を向上させたシステムに置き換えられる。この機会に、東京湾システムで従来使用されていた緯経度のパラメーターを、どのセンサーによる位置情報とでも不一致が起こらないように見直すこととしている。

 

 

 

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