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添付資料 1

 

VTS委員会 VTS12/7/1rev2

第12回会議 1999年9月10日

 

IALA VTS委員会第12回会議の報告書

 

概要

第12回会議は、VTSの運用目的の最終的な承認、AISに関する情報の発展、及び研修に関するVTSワークショップの仕事の仕上げに的を絞った作業を継続した。

運用グループ(WG1)は、リスク分析と実行可能性調査についての勧告にかかわる仕事を続行した。本文書のために2件の情報書類が提出され、1件を勧告の基礎として、もう1件をVTSマニュアルの情報源として利用することが決められた。VTSの分類に関する様々な書類が検討され、委員会の全メンバーが第13回会議にそなえて検討するためのワーキングペーパーが作成された。また、VTS運用手続きに関するワーキングペーパーも、委員会の全メンバーが第13回会議にそなえて検討するように提出された。

技術グループ(WG2)は、AIS運営グループの提案に対して回答した。ECDIS報告の進め方についてかなりの議論を行った後、委員会はWGの議長に対して、今年カナダで開催されるECDIS作業部会に出席するUSCG代表に報告書を求めるように依頼した。WG2は、VTSの記号使用に関する作業を終了し、その結果をWGlに提出して意見を求めた。

要員及び研修グループ(WG3)は、VTSスーパーバイザー(監督者)モデルコース(V-103/2)の草案を仕上げ、その草案は第13回会議で最終的に承認される予定である。

またグループは、サウスタインサイド大学宛ての回答書の草案を作成した。それは研修証明やIALA勧告V103に関連する事項についての問い合わせに対する回答としても利用することができる。

理事会の報告で注目された通り、草案第6章、標準航海用通信文(Standa、Marine Communications Phrases:SMCP)についての委員会の見解に関して、事務局長がIALA代表としてIMOに提出するための見解が作成された。これの第2項には、AIS実施に関する委員会のコメントが述べられている。

 

 

 

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