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(3) 現行のレーダー映像を使用したシミュレーションによる新方式レーダーの検証に問題点はない。6秒ごとの画像を3秒ごとの画像として処理すると、旋回時の回頭率が高くなり過ぎるが、これはシミュレーションでは問題にしなくともよいと考えられる。

 

3.3 シミュレーション方法の検討

3.3.1 データ収集の方法

3.3.1.1 追尾データ収集作業の概要

関門海峡海上交通センターの新システムにおいて、つぎに示す各機器を借用してデータ収集を行う。

 

(1) 使用機器

1]新システムの切替分配器(1台)

2]新システムの現用量子化装置(3台)

3]新システムの予備量子化装置(1台)

4]新システムのレーダ映像合成装置(1台)

5]新システムのレーダー運用卓(1台)

*使用機器の構成は図3.3.1参照

 

(2) データ収集

1]全量子化装置スレッショルド自動制御中のエコーデータを収集

2]予備量子化装置スレッショルド手動制御中のエコーデータを収集および予備量子化装置と同じレーダー局接続の現用量子化装置スレッショルド自動制御中のエコーデータを収集

*スレッショルド手動制御値は、通常の運用値とは異なる最大または最小値で収集

3]収集データを磁気テープ(DDS)に保存

*収集データは磁気テープ(DDS)で持ちかえり別途解析装置で解析する。

 

3.3.1.2 各機器の使用および作業予定

関門海峡海上交通センターで各機器の使用および作業予定は9月中旬の2日とし、予備は1日とする。

 

3.3.1.3 現地作業担当者

現地作業担当者は、専門員ほか1名とする。

 

 

 

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