※)カメラ位置の計測誤差は、基準点によって修正される
三者の測量方式の違いはカメラ位置の算出方法であり、「GPS空三」は既に技術として確立されている「航空三角測量」の一部を利用して、GPSと慣性センサーを用いたカメラ位置の算出精度を高めている。よって、計測対象に基準点を用意しない調査ユニットの場合、GPSと慣性センサーを用いたカメラ位置の算出精度がどの程度のものであるかが精度を確保する上で重要な問題となる。従って、調査ユニットにおける写真計測の精度を評価する上で、通常行われている写真測量の計測精度と比較することが必要となる。
そこで、「船舶三角測量」と「船舶GPS測量」の2つの写真測量方法に基づき、次に述べる2つのデータを比較して、本システムのカメラ位置算出精度を検証した。