添付資料
添付資料1
海上実験
1. 実験目的
調査ユニットの気中部計測機能を確認するために、実海域で、実際の船舶、RTK-GPS装置および動揺補正装置を用いて、船上から岸壁の目標物を撮影(画像データの取得)し、そのデータを基に、計測精度の確認を行う。
2. 実験概要
計測機能を確認するために、以下の項目についてデータを取得した。
1]船上からの画像データの取得
2]船舶の動揺データの取得
3]計測対象物の事前測量データの取得(動揺における測定精度の検証)
2.1 実験作業
実験作業の概要および作業の流れは以下のとおり。
1]事前準備
測定器材一式の検測(カメラのレンズ収差の計測等)と準備を行った。
2]器材搬入
測定器材一式を調査地区へ輸送した。
3]調査器材の設置
スチルカメラ2台を固定金具を用いてGPSのアンテナ部に据え付け、シャッター同期装置(無線)器材等を調査船へ設置し、動作チェックを行った。
4]撮影準備
岸壁上に座標を持つ基準点とブロック等の目標物を設置した。
5]撮影調査
船に設置したスチルカメラで計測対象の岸壁を7m程度離れた位置から1秒間隔で撮影した。
6]基準点の測量
岸壁上に設置した基準点の座標をGPSを用いて計測し、目標物の相対位置をトータルステーションによって計測した。
7]測定器材類の撤去とカメラ取り付け位置の計測
船に取り付けた器材の撤去を行い、カメラを取り外した状態でGPSアンテナ取付台とカメラ取り付け台の写真計測を実施した。
8]データ解析と精度評価
調査データの解析を行い、精度を検証した。