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7. まとめ

 

本年度は3年間に渡って実施してきた本調査研究のまとめの年として、海上実験および陸上実験を実施して調査ユニットの機能確認を行うとともに、実験成果を踏まえて実用機の仕様についてまとめてきた。その結果として、災害時の港湾施設の被災状況を海上から±10cmの精度で計測可能な調査ユニットの実用機の構成について明らかにすることができ、当初の要求を満たす調査ユニットの仕様をまとめることができた。さらに、実機システムを模擬した機器構成にて実証実験を実施し、データインテグレーション機能等の実用性についても確認することができた。

また、本調査研究をパンフレットにまとめることができた。

災害時の被災状況の計測はもちろんのこと、平常時も測量システムとして港湾施設のデータベース作りに活用可能な本調査ユニットの実機の実現に向け、本調査研究の成果について関係者への周知を図っていきたい。

最後になりましたが、3年間にわたる研究の遂行にあたり終始熱心にご指導いただきました浦委員長をはじめとする各委員の皆様、調査ユニットの調査、実験にご協力いただいた関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。

 

 

 

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