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データインテグレーション機能を用いて気中部と水中部の形状データを連続した物体として接合したデータは、任意の角度からの鳥瞰図や断面図に加工することが可能である。ここでは、図5.4.3.2と逆方向から見た岸壁全体の鳥瞰図を図5.4.3.3に示す。

 

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図5.4.3.3:岸壁の全体図

 

今回の実海域実験データを用いたDISのシミュレーションによって、調査ユニットの機能である「3次元形状データの取得」の具体的なアウトプットイメージを示した。

本調査ユニットが作成したデータは、基本的にはランダムポイントの座標データであるが、CADソフト等で簡単に編集が可能である。また、任意の角度からの鳥瞰図や断面図に加工できるため、災害時に計測した被災状況の形状と平常時のデータを比較し、同一図面上に断面形状等を重ね合わせて作図し比較することが可能である。

 

 

 

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