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スチルカメラは、既設のGPSアンテナの横に架台とともに取り付けた。また、取り付け台からの振動を軽減するため、繊維索を用いて、左右方向と鉛直方向に引っ張り、緊張して留めた。(図3.2.1.4、3.2.1.5を参照)

 

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[図3.2.1.4:カメラ取り付け状態1]

 

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[図3.2.1.5:カメラ取り付け状態2]

 

3.2.1.2 実験結果の解析および考察

実験で取得したデータから、以下の方法によりカメラの位置を算定した。

・画像データから算出したカメラ位置。

写真に写し込まれた基準点(岸壁に設置し、予め測量を行った座標を持つ基準点)から撮影時のカメラの位置を算出する。

・GPSデータから算出したカメラ位置。

本来調査ユニットで行うデータ処理方法で、今回用いた計測システムの各計測機器のデータから撮影時のカメラの位置を算出する。

ここで求めた両者の位置データの差が大きければ、その分だけカメラでとらえた空間を再現した際に、実際の岸壁の形状を計測する誤差が大きいことになる。画像データから算出したカメラ位置とGPSデータから算出したカメラ位置の差異をまとめたものを表3.2.1.1に示す。

 

 

 

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