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(3) TMD諸元の決定

1) 錘

TMDの錘の総重量は、50tfであり、2基に分割して設置することも可能であるが、ここでは、既存の浮体構造物の内部へ機材を搬入することを想定し、4基に分割する。従って、図1.6に示す天秤型TMDの錘1個の重量は、490/2/4=61kN(6.25tf)となる。錘は鋼板とし、大きさは、2mx1mx0.4mとする。

2) ばね定数

式(4.2)より、TMDのばね定数(1本当たり)を求める。

3) オイルダンパーの減衰係数

式(4.3)より、オイルダンパーの減衰係数(1本当たり)を求める。

以上の結果を表7.1にまとめて示す。なお、表中のばね定数及びオイルダンパー減衰係数は錘位置に取り付けた場合の値を示す。

 

表7.1 TMD諸元

048-1.gif

 

7.4.5 浮体の設計

5.1節に示した各種基準類に従って浮体の設計を行う。一般図を、図7.7に示す。

 

 

 

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