日本財団 図書館


5.2.2 荷重

張出部に作用する荷重は、「港湾の施設の技術上の基準・同解説」に示された風抗力、流れ抗力、波浪強制力等の荷重以外に、動揺時に生じる抵抗力(張出部に作用する付加質量の重量)を考慮する。構造設計上考慮する付加質量は、動揺時であることを考慮し、図5.2の斜線で示す全重量とする。

 

028-1.gif

図5.2 張出部の付加質量

 

5.2.3 設計

張出部の構造設計は、5.1節に示した各種基準に従って行う。

 

5.3 SLO-ROLタンク付加型

5.3.1 張出部分、タンク部分、ダクト部分の設計方針

図5.3に示すように、張出部分及びタンク部分は、水線幅変更型と同様な考え方とし、ダクトは、浮体構造物の止水性を考慮し側壁内に設置する。

 

028-2.gif

図5.3 タンク部分の構造

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION