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おでんならではの理由から支持率上昇の背景に、家庭での食事風景の変化がはっきりと見えます。仕事や勉強、付合いなどの都合で家族がなかなか揃わず、各自が別々の時間に食事をとる「個食」。一家団らんの象徴のような鍋料理さえ、その影響から逃れることが出来ません。だから「作り置きができ」「二日目でも美味しい」おでんなのです。

コンビニエンスストアで売れるのも、同様の事情から。セブンイレブンだけでピーク時には1日1億2000万円も売り上げる冬場の主力商品ですが、容器の大きさからも分かるように、購入単位はおおむね1人前。一人暮らしの若者や単身赴任のお父さんが、買って帰って一人で食べます。これまた「個食」需要に支えられているのです。

 

 

 

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