日本財団 図書館


未熟期では「外・中果皮」が51%、「果肉」では31%の抑制率を占めました。これ以外の段階でも、「外・中果皮」は「果肉」の2倍近いかそれ以上の抑制率を示したそうです。

さらに細胞だけでなく、アレルギー反応を起こさせたラットに実際にエキスを経口投与する実験も行いました。ラットの耳にアレルギー物質を接触させ、感作させて投与後の耳の反応(腫れ)を見るというものです。一定時間後、何も与えなかった自然治癒の場合では、耳の腫れはピーク時から20%収縮。しかし、ラットの体重1キロあたり20ミリグラムのエキスを投与した群れでは、45.3%の収縮率、さらに100ミリグラム投与では65.27%もの収縮率となり、大幅な抗アレルギー作用を示しました。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION