まず7月の未熟期のみかんから11月の完熟期のみかんまで、収穫時期別に8段階に分けて採取した物をエキスにしました。それをマウスから採取したかゆみの原因物質ヒスタミンを放出するマスト細胞の中に入れ、ヒスタミンをどれほど抑制するかを調べました。その結果、まだ青い未熟期の果実では、ヒスタミン抑制率は66%に上りましたが、次の段階では38%と下がり、以後少しずつ下がって完熟期は9%にまでなって、大きい差が出ました。
またみかんを、「外・中果皮」と「果肉」との二つに分けてエキス化し、部位による作用の違いも調べました。