このように名前の国際化の背景には、海外に住む日本人の増加もあります。
ベネッセコーポレーションが発行する情報誌「たまごクラブ」によると、読者の「子供の名前の読みランキング」(98年9月〜99年5月)は、男の子は1位イツキ、2位カイト、3位リョウ、女の子は1位アヤカ、2位モモカ、3位ハルナとなっています。タカハシ ヨシカズ編集長は「読者の71%が音の響きを重視すると答えていて、今の名づけの主流は、漢字の意味よりも響きが基準です。4、5年前からの傾向で、男の子はヨー音の入る名前、女の子は最後がア段の音で終わる名前が増えていて、親が意識しなくても海外の人でも発音しやすい名前になっているようです」と語ります。