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(5) 今後の課題

 

1]「小さくとも魅力あふれるまちづくり」(副題)“水と花のあるまちづくり”と名付けた黒部まちづくり草の根国際交流事業は、本報告書の随所に見られる数々の名言が示すとおり、われわれに貴重な提言・示唆を与えてくれた。事業計画書のねらいどおり、ヨーロッパの4都市が小都市ながらもキラリと光る個性を持ったまちづくりに如何に努力し成功を収めつつあるのかが明確に示された。本事業のステップI「知る・学ぶ」黒部セッションは実りの多いものであった。2-(4) 「国際タウンミーティングから学んだこと」の諸項目の実践を進めていかなければならない。

2]次に展開されるステップII「見る・考える」海外セッションに向けて、今次事業を総括し次回への準備を開始しなければならない。海外の都市を訪問し、現地市民とのタウンミーティングに参加したり、まちづくりの実地を体験する。そしてその体験を黒部で報告し、具体的な生かし方を検討する。このような交流を継続することによってあらたな刺激が生まれ、また、お互いに学ぶものが増えてくる。海外との交流によって国内での活動がより深化する。まちづくり市民運動の大きいうねりに展開することが強い願いであり、課題である。

 

 

 

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