1.2.2 港湾システム開発の方向
ベトナムの港湾システムは以下のように三つの主要港グループに分けて考えることができる。
北部港湾グループ:(クアンニンからニンビンまで)15港。年間貨物取扱量は2000年以降1,000万─2,500万トン、2010年以降4,400万─5,000万トン。
中部港湾グループ:(タンホアからビントゥアンまで)24港。年間貨物取扱量は2000年以降1,000万─1,200万トン、2010年以降5,000万─6,500万トン。
南部港湾グループ:24港。年間貨物取扱量は2000年以降3,000万─3,500万トン、2010年以降5,000万─6,500万トン。さらに、需要に対応して原油専用港や漁港にも投資が必要とされる。
2. 今後のヴィナシンの発展の方向
2-1生産能力の増強
売上げ
2000年までに4兆ベトナム・ドル(VND)。
2010年までに10兆VND。
2.2 技術とマーケティング
2000-2005年までは、主として国内市場の船腹需要に対応する。ヴィナシン傘下の選ばれた造船所において、国際基準に対応し得るように生産技術と経営システムを段階的に改善する(CAD/CAMシステム、ISO9001,9002)。新造船・修繕船産業のニーズに応えて、他の地場産業や外国資本と協力、共同生産を行う下請事業者を組織化する(小中型ディーゼル機関などの舶用機器、甲板機器、配電盤、航海機器などの一部を組み立て、製造)。