この開発期間中に、ベトナム造船業の知名度を高めるために、国際マーケティング活動、船舶輸出受注活動を展開しなければならない。
2005年までに、これらの造船所は輸出船建造を主体とするようにならなければならない。ヴィナシンは傘下各造船所の輸出受注を確保するために、持株会社と大手商社の役割を果たすことになる。
III. 投資計画
1. 投資計画
現在ヴィナシンは以下のプロジェクトに重点的に努力を注いでいる。
─Ha Long Shipyardの近代化。目標は近い将来に1,200TEU型多目的コンテナ船の建造能力を具えること。
─Bach dang Shipyardの近代化。目標は近い将来に15,000DWT型の貨物船建造能力を具えること。
─Ben Thuy ShipyardとNha Trang ShipyardでGRP製の漁船とプレジャー・ボートを建造するための設備投資。
─ハノイの船舶設計研究所の既存曳航水槽のグレードアップ工事。
2. 国際提携
現在ヴィナシンは海外各国の50社と提携関係を結んでいる。
提携と販売を促進するために、ヴィナシンはポーランド、ドイツなどに代表事務所を開設した。海外事務所は国内造船所に出資する見込みのある投資家、発注が期待できる船主と良好な関係を確立している。
ヴィナシンの合弁企業
・Hyundai-VINASHIN NShipard Company Ltd.
今年、この合弁企業のパートナー両社は、1億5,000万米ドルヘの増資について合意した。現代ヴィナシン社は新造船設備に投資する予定で、これにより2004年までに最初の新造工事に着手できることになる。
・The Vietnam Korea Demolition Old Ship and Rolling Steel Joint Venture Company(VISKOLtd.Co.)(ハイフォン)(韓国のSaeyang Globus Inc.Co.とヴィナシンとの合弁企業)
この合弁企業は1994年に免許を受けた。資本金は200万米ドル、うち60%を韓国側が出資している。同社の事業内容は以下の通り。
─内外の老朽船の解撤。
─通常船舶とバージの修繕、改造、新造。
─スクラップ鋼材の切削と圧延。