Figure 5: The conventional look-sum spectrum (top-left), spectral sum spectrum (top-right), spectral phase shift (weighted cross-spectrum), and the contour plot of the cross-correlation function over the enlarged wave image in the Izu data.
図5にあるように、伊豆データでも同じような結果が得られた。低S/N比画像であったため三陸データほど明瞭ではないが、約200mの主波長の波浪がレンジ方向から約30°の方向に進行しているのが分かる。以前と同じように、島による波浪の回折模様から判断して測定された波浪進行方向は正しいと判断できる。
図4や5のスペクトルから波浪の主波長と進行方向は確定できるが位相速度は測定できないが、図4と5の右下にあるスプリット・ルック画像の相互相関関数から、低精度ではあるが、波浪位相速度の推定が可能である。図4の三陸波浪画像の相互相関関数で、最大相関の位置がレンジ(波浪進行)方向に移動しており、2次の最大相関が両サイドの見られる。前者と後者の位置からそれぞれ位相速度と波長が測定できる。最大相関の中心からの位置は2ピクセルであるので位相速度は約15m/sとなり、分散関係から算出した波長125mの位相速度14m/sと良く一致している。同様の解析を伊豆データにも行った所、相互相関から算出した位相速度18m/s、NOWPHASデータからの値16m/s、分散関係からの値18m/sと良い一致が見られた。図6は相互相関から測定した波浪位相速度(×は三陸、○は伊豆データ)で実線の分散関係から算出した値と良く一致しているのが分かる。