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6.2 今後の課題

 

台風域内の海上風分布に関して、今後は更に定量的な解析を行うことによって、観測結果を説明し得るようなモデルの作成を行うことが課題である。

ERS1/2衛星やJER-1衛星等の波高・方向スペクトルデータを含めてデータを拡充し、台風域内の波高及び波向きの定量的な解析が求められる。

今まで波浪推算からしか推定されなかった台風域内の波高分布が、衛星観測データから明らかになった。これは波浪モデルの精度向上や船舶の安全航行等にとって大きな収穫である。今後は、本調査結果を用いて、台風や波浪の数値モデルの精度向上を目指すことが課題となる。

今後、本調査で上げられた台風の気圧経験式を検証して最適な経験式を選ぶとともに、その経験式から算定される傾度風と衛星により計測された海上風とを対比して、摩擦係数、吹き込み角等を調べることにより、モデル台風の改良を行うことが課題である。

 

 

 

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