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1996年8月17日、ADEOS衛星は種子島宇宙センターからH-IIロケットにより打ち上げられ、“みどり”と命名された。その後、1997年6月30日の電池パネルの事故による電源停止まで、約10ヶ月に亘って観測をし、データを送り続けた。表5.9に概略と図5.20に概観を記す。

 

表5.9 ADEOS衛星の概略

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図5.20 ADEOS衛星

ADEOS-II衛星は、ADEOSの観測ミッションを継承するとともに、地球温暖化等のグローバルな環境変動のメカニズムの把握など世界的な気候変動研究、および気象や漁業等の実利用の面への貢献を目的としている。

ADEOS-IIは、水・エネルギー循環過程、炭素循環の解明を主目的に、これらの重要な指標となるクロロフィルの分布や、水蒸気、海氷分布、海面温度等の観測を行う衛星として位置付けられている。

これらのデータは、国際気候共同研究計画(WCRP)の全球エネルギー・水循環実験計画(GEWEX)や気候変動研究計画(CLIVER)並びに地球圏・生物圏国際共同研究計画(IGBP)などに利用され、世界的な気候変動研究に貢献することが期待されている。

 

 

 

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