4.2 今後の計画
今後は以下の解析を予定している。まず、島嶼あるいは沿岸付近を通過した台風の事例を選択し、その期間の現地の気圧観測値を収集する。この気圧観測データから台風の気圧分布形を最小二乗法で求め、各提案された台風の気圧経験式の検証を行う。
最適な経験式が求まった後、この経験式に基づき傾度風を算出する。一方、同じ台風事例について、衛星による海上風観測データを収集・整備する。経験式から算定された傾度風と海上風の比を取ることにより、摩擦係数の台風域内の分布特性を調べる。
これらより、現在、波浪計算に用いている摩擦係数の妥当性を検証する。
以上の解析から、台風経験式の妥当性と海上における摩擦係数の特性が明らかになると期待される。これらより、台風域内の海上風および波浪の予測精度を向上することが可能となる。