図3に本事業によって電子媒体化され、品質管理が済んだ約105万通の「KoMMeDS-NF」データと既存の「COADS」データとを比較する。棒グラフは北太平洋海域(北緯0°〜60°、東経100°〜西経100°)の年毎の海面水温通数である。これによると、「KoMMeDS-NF」データは世界的にデータの少ない時期である第一次大戦(1914〜1918年)前後をカバーする貴重な観測資料であることがわかる。
電子媒体化されたデータの地理的分布を見ると(図4)、約8割が北太平洋であり、特に、日本近海及び日本と北米西岸を結ぶ航路上、ハワイ航路上などにデータが多い。一方、南半球洋上および大西洋にはデータが少ない。