図4 緯度幅20°の3つの帯状海域、30°N-50°N(ZONE1)、10°N-30°N(ZONE2)、10°S-10°N(ZONE3)それぞれにおける海上気温の平年偏差の時系列。平年値は1961年〜1990年の30年平均値。61ヶ月移動平均値の95%信頼限界(ハッチ部分)を示す。各図の細線はSolanki and Fligge(1998)から引用した太陽定数の変化を示す。解析に使用した緯度・経度10°BOXの数およびその気候ノイズを併せて掲載した。
図4に、緯度幅20°の3つの帯状海域における気温の61ヶ月移動平均値の95%信頼限界を示した。ここでは1950年〜1995年における緯度・経度10°のBOXデータを用いた。また、各図の細線はSolanki and Fligge(1998)から引用した太陽定数を示している。
太陽定数はほぼ11年周期で変動しており、ZONE2およびZONE3の低緯度帯における平均気温もそれに同調するように変動している。その上、1970年代後半に太陽定数が約0.05%増加すると、同じ時期に低緯度帯の気温にも0.2〜0.3℃の有意な上昇が認められた。