2-3. ハイパーメディアの視覚化
筆者らが考案したハイパーメディアの視覚化は、ユーザが与えた視点ベクトルを基に、RF-Cone(Relationship Focused)-Coneという手法によって、3次元的に階層化するものである。RF-Coneでは、階層化の際に、親ノードとの関連度を反映してノードを円周上に配置し、ノードの色は視点との関連度を反映して設定する(図1(2)参照)。
3. 適用例:WWWの視覚化
これまでに述べた手法を用いて、WWWの3次元視覚化プロトタイプシステムを試作した。図2にシステムの画面例を示す。
本システムは以下のような機能を持つ。
1] 「視点」に基づく情報の選択
ユーザが与えた視点に基づいて、関連のあるページを適宜、取捨選択する。