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5/22(土)

地域伝統芸能公演

白良浜特設会場

●黒潮躍虎太鼓・紀州雑賀鉄砲衆<和歌山>

●太地のくじら踊り・鯨太鼓<和歌山>

●御船神事<静岡>

●達谷窟毘沙門神楽<岩手>

●上野の獅子舞<和歌山>

●新保広大寺節<新潟>

●平戸田助ハイヤ節<長崎>

18:00〜20:00

 

黒潮躍虎太鼓(くろしおやっこだいこ)

紀州雑賀鉄砲衆(きしゅうさいかてっぽうしゅう)

和歌山県和歌山市

出演/黒潮躍虎太鼓保存会 紀州雑賀鉄砲衆

 

和歌山城築城四百年を契機に結成され、伝統文化の伝承と後継者育成を目的とした「黒潮躍虎太鼓保存会」。戦国時代と同様の種類の火薬を使い、轟音と独特の白煙を出す火縄銃の「紀州雑賀鉄砲衆」。火縄銃と太鼓の珍しい共演です。

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太地(たいじ)のくじら踊り(おどり)・鯨太鼓(くじらだいこ)

和歌山県東牟婁郡太地町

出演/太地町民芸保存会(くじら踊り部会・鯨太鼓部会)

県指定無形民俗文化財(くじら踊り)

太地町に伝わる大漁祝いの踊りで、捕鯨踊りとも呼ばれています。熊野灘沖は古来から捕鯨漁で有名で、踊りは捕鯨の際の銛打ちや網投げの所作を表現したものとされ、その昔、鯨を射止めるとそれを祝って港の中をこぎ廻る持双船の上で踊ったと言われています。笛、太鼓、歌い手、踊り手といった諸役をつとめるのは、士地の青年たち。踊りは、全員座ったまま錯に見立てた紅自模様の綾棒をとりながら踊る「綾踊」と青年たちが裸になって捕鯨の所作を演じる「裸踊」の2種があります。これらを横に並んだ二隻の舟に十一メートルの雛壇を渡して、その上で踊る独特な座踊りです。

 

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達谷窟毘沙門神楽(たっこくのいわやびしゃもんかぐら)

岩手県西磐井郡平泉町

出演/達谷窟毘沙門神楽保存会

平泉町達谷にある窟と毘沙門堂は、坂上田村麻呂の蝦夷東征伝説や源頼朝の平泉追討などの舞台としても知られており、堂の西側崖腹には「岩面の大仏」とも言われる大日如来像の仏像が彫られています。この地に発した達谷窟毘沙門神楽は、舞い手はすべて女性という全国的にも珍しい神楽団体です。現在は、地区の子供たちほぼ全員が神楽を稽古中で、お年寄りから子供たちまでの世代交流的な地域づくりを展開しています。過去にはブラジル、オランダ、ハワイで公演したほか、最近では世界的に名高いアメリカ・ニューヨークの「カーネギーホール」でもその勇姿を披露しました。

 

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新保広大寺節(しんぽこうだいじぶし)

新潟県十日町市

出演/新保広大寺節保存会

市指定無形民俗文化財

新保広大寺節は、新潟県十日町市の鶴嶺山新保広大寺に端を発した日本の伝統的民謡です。新保広大寺は一四八八年に開山、以後幾多の変遷・改名を経て、一六五七年に現在の鶴嶺山広大寺となりました。新保広大寺節の発祥はその後まもない一七〇〇年頃と言われています。雪国に生まれた懐かしいふるさとの調べは、越後ごぜによって唄い広められ、南に向かって三国峠を越え「八木節」や「船屋唄」のルーツとなり、北へ向かって秋田民謡に影響を与え、「じょんがら節」を生み、西に向かっては中国地方の民謡「古代神」の元唄となり、全国各地の「口説」の源流となっています。

 

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