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五月山グリーンエコー通信

1999年6月21日

五月山グリーンエコー

連絡先・池田市緑のセンター

 

5月の活動報告

中川勝弘

 

5月のグリーンエコーは、竹林の整備です。今回は、市民の方から要望のあった「山の家」の下の竹林を整理することにしました。竹林のすぐ際には電柱が、そして市道をはさんですぐ前に住宅があり、いつもと勝手が違います。また、新しい試みとして、切った竹材の有効利用を図るため、竹穂垣づくりにも挑戦しました。

まずその前にお楽しみとして、去年の作業地である緑のセンター裏の竹林で、タケノコ採りを行いました。しかし、マダケのタケノコとしては時期が早過ぎてあまり見つからず、小振りの物が7〜8本といったところで、お昼のタケノコ汁で精一杯、お持ち帰りができず残念でした。

◆その後移動し、10時半頃作業開始となりました。作業前、一応ご近所にあいさつにうかがうと、竹林の拡大で、年々桜の花つきが悪くなり、なんとかしたいと思っていたとある奥さんも言っていました。ガンバラねば…。

◆作業は2班に分かれて、1班は竹切り、2班は竹穂垣作りで進めます。竹切りは、民家に倒さないように気を配りながら行わなければなりません。しかし斜面が思ったより急で、足場も悪く、そのうえ今回はモウソウチクということで太いものは15?p位もあって、下へ運び出すのも大変です。

◆おまけに、石が落ちて下で作業する人に当たりそうになったり、今年出たてでまだ枝葉の出ていないタケノコ竹?は、倒れるときも勢いよく、倒れてからは矢のように斜面を滑り落ちたりと、危険度がより高く気疲れしました。

◆竹穂垣作りも大変です。2m間隔に打ちこんだ杭の両側に、半割りにした竹を上下2段に打ちつけ、シュロ縄で垣根結びをほどこし、杭の太さの分だけあいた隙間に、枝を差し込み作るのです。簡単なようですが、これがなかなか…。上からはどんどん竹が運ばれて、それを処理しながらの作業は楽ではありません。でもなんとか立派に完成したのでした。

◆今回は後始末が輪をかけて大変でした。伐採量が思った以上に多く、トラック4台分あり、それに公道ですからキレイに掃除したりで4時まで残業になってしまいました。本当に今回は今まででいちばんしんどい作業でした。こんなエライのはめったにありません、きっと。みなさん、これにこりず、次回も参加よろしくお願いします。

 

 

 

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