五月山グリーンエコー通信
1999年5月15日
五月山グリーンエコー
連絡先・池田市緑のセンター
初めての里山管理
箕面市 出口紀代美
4月24日、雨模様の日でした。
里山も、森作りということの内容も知らず、自然の中で何かしてみたい…という軽い気持ちで参加させてもらいました。
午前中は里山、雑木林に関する講義。話を聞いたあと山へ入りました。緑のセンターからひょうたん島への山道を歩きます。この道は、以前ずいぶん荒れていたのが、長年手入れされた現在、こんなきれいな山道になってきたのだそうです。
◆『これはアラカシ』、『…ヤマモモですね。』、『モチツツジがきれいですね。』など誰かが話しながら歩いてくれます。『この木にはオオムラサキがくるんですよ。』『今鳴いたのは○○鳥(?)。』全く私にはわかりませんでした。
◆この森も以前は雑木がはびこり、光も入らない場所だったのが、手入れされ、埋もれていたから芽が出て若い木になり、太陽の光を受けて花が咲くようになったそうです。
ひょうたん島の展望台から街を見ると、緑がだんだん少なくなり、あの辺りにも大きな木があったのに切られてしまった…などと話されていました。
◆午後からは下草刈りの作業になりました。鎌の使い方、持ち方などを教わり、作業開始。今日の作業目標の笹竹を切りました。ササは伸び放題。丈も高く、つるや雑木がからまり、一本切ってもなかなか取り出せず、もたもたしている間に時間がきてしまいます。ものの5、6本も切っただけで作業終了となってしまいました。それでも汗びっしょり。
◆こんなうっそうとした雑木林に人が入り、整えられ、植樹し、埋もれていた種からは芽が出て花が咲く。
動物が住み、昆虫が集まり、鳥が舞いあちこちからその声が聞こえてくる…。そんなみんなの森に変身していったら楽しいだろうな。たった一回参加させてもらっただけなのに、この五月山がずいぶん近くに感じられる気がしています。
春フェス売上げ報告
5月3日に行なわれた『五月山・春のフェスティバル』で、2〜3月に焼いた竹炭を販売。用意した数は好評のうちに全て売り切れ、二万五百円の売上げがありました。収益は今後の親睦活動に生かしていきます。