内閣総理大臣杯第16回全日本世代交流ゲートボール大会が、全国から多数のチームを迎え、ここ江東区夢の島競技場で開催されるに当たり、一言お祝いの言葉を申し上げます。
スポーツは、健康の保持増進や体力の向上に大きな意義を有するのみならず、家庭、地域の絆を深め、明るく豊かな生活を送る上で極めて重要な役割を果たしております。
文部省といたしましても、だれもが生涯にわたって身近にスポーツに親しめる環境を整備するため、各種施策の推進に努めているところです。
こうした中で、本大会は、子供から高齢者にいたる全国のゲートボール愛好者が一堂に会し、ゲートボールを通じて世代交流を図り、来るべき二十一世紀における調和のとれた地域コミュニティーを創造することを目的に開催される、大変意義深いものであります。
全国各地から参加された皆さん、どうか日ごろの練習の成果を存分に発揮され、全国の仲間と楽しく競技されるとともに、世代間の相互理解を大いに深めてください。そして、今後ともゲートボールを通じて、生涯スポーツの振興に一層貢献されますよう期待いたします。
終わりに、本大会の開催に御尽力された財団法人日本ゲートボール連合をはじめ、関係者の皆様方に心から敬意を表しますとともに、本大会の御成功とますますの御発展を祈念して祝辞といたします。