内閣総理大臣杯第16回全日本世代交流ゲートボール大会が盛大に開催されますことを、心からお祝い申し上げます。
御承知のとおり、我が国の平均寿命は世界でも最高の水準に達しており、長くなった高齢期においても、健康で充実した生活を営むことが、一人一人の国民にとっての切実な課題となっております。
総務庁といたしましては、「高齢社会対策大綱」を指針として、来るべき本格的な高齢社会を、国民が長生きして良かったと実感できる豊かで活力ある社会とするために、関係各省庁とともに、就業・所得、健康・福祉などの幅広い高齢社会対策を積極的に推進しているところであります。
我が国の高齢者は、昔の同世代と比べて若々しくはつらつとしております。こうした高齢者が持っているエネルギーを十分にいかして、長くなった高齢期を健康で生きがいを持って過ごしていただきたいと思います。
また今年は、国連が定めた「国際高齢者年」となっており、そのテーマは「すべての世代のための社会をめざして」とされております。
このような意味で、この大会に参加されます皆様方が、ゲートボールを通じて、心身を壮健にして、世代間の相互理解と連帯意識の高揚を図るなど、積極的に社会参加されていることに心からの敬意を表する次第であります。
最後に、本大会の開催に当たり御尽力されました財団法人日本ゲートボール連合を始め、関係者の方々に心から敬意を表しますとともに、大会の御成功と皆様方の御健勝と御活躍を祈念して、お祝いの言葉といたします。
