祝辞
厚生大臣 宮下創平
笹川良一杯第14回全国選抜ゲートボール大会が、大分市において盛大に開催されますことを心からお喜び申し上げます。
今日、我が国では世界に類を見ないほどの速さで少子・高齢化が進んでおりますが、この来るべき超高齢社会に備え、厚生省としても各種の高齢者保健福祉施策に取り組んでいるところです。特に、近年の国民の老後における最大の不安要因である介護問題に対応する介護保険制度の円滑な施行に向け全力を傾注しておりますが、介護を必要とする状態とならないための高齢者の生きがいづくり・健康づくりが重要であり、これらの対策にも力を入れております。
申し上げるまでもありませんが、このような行政の取り組みだけではなく、高齢者の方々自らが積極的に社会活動に参加されることが明るい長寿社会実現の鍵となります。
今回で14回目を迎えた笹川良一杯全国選抜ゲートボール大会には、全国から数多くの高齢者の方々が参加されると伺っております。皆様がゲートボールを通じて交流を深められ、生きがいと健康づくりの促進を図られることは、大変意義深いものと存じます。本大会を契機とし、参加される高齢者の方々の社会参加や相互交流、更には健康増進が図られることを期待しております。
終わりに、本大会の開催に向け御尽力されました関係者の皆様に敬意を表しますとともに、参加される皆様の御健勝と財団法人日本ゲートボール連合の今後の御発展を祈念いたしまして、私のお祝いの言葉といたします。
