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【OBS/H】

OBS/Hの主な性能を以下に示す。

(1)入力チャンネル数:

4CH

(2)使用センサー

・地震計センター(3CH):

L-22E(MARK PRODUCTS製)

[2Hz±0.2Hz、1.69V/(cm/sec)]

・ハイドロフォン(1CH):

E-2SD(OAS製)

[DC〜5kHz、-87±1dB(re 1V/μbar)]

(3)計測可能なセンサーの電圧範囲:

プリアンプゲイン0dBで±2.5V、

20dBで±0.25V、

40dBで±0.025V

60dBで±0.0025V

(4)分解能:

16bit

(5)サンプリング周波数:

100Hz

(添付資料参照:3dBダウン時の値約25Hz)

(6)プリアンプゲイン:

0/20/40/60dB切替(CHごとに設定)

(7)バッファ・メモリ容量:

4MB(MOに書き込む為のメモリ)

(8)記録容量(MO):

片面約2GB

(9)水中部・送受信器とのI/F:

RS-232C、9,600bps

(10)観測期間:

20日間以上(データストレッヂ期間)

 

OBS/Hの主な機能を以下に示す。

(1)4CHの観測データを4MBのバッファメモリに取り込みバッファメモリが一杯になる直前に光磁気ディスク(MO)を起動し、データをMOに転送することにより欠測無しの連続観測を行う。

MOへの記録は、約4MBを1ファイルとし、先頭に時刻データが付加される。

(2)(1)の動作と並行に、トリガーモードにてイベント観測を行い、設定したトリガー関連パラメータに従い、トリガー検出を行う。トリガーが検出されるとパラメータに従い、観測データを水中・送受信機へ出力する。

(3)MO駆動時は、MOの回転ノイズによる誤りトリガーを防ぐため、トリガー検出動作をマスクする。MOの駆動は、約1時間ごとに1分間程度である。尚、MO駆動終了後の長時間平均値(LTA)は、MO駆動前の値を参照する。

(4)標準時刻発生器によりパラメータ設定器を介して、OBS/H内部時計の時刻較正及び刻時誤差の計測が可能である。

(5)パラメータ設定器により、初期パラメータの設定が可能である。

(6)音響コマンドにより水中部・送受信器を介して、記録開始/終了の制御及びトリガー関連パラメータ、プリアンプゲインの設定が可能である。

(7)OBS/H用バッテリは、メイン電源用と内部時計用から構成され、それぞれが独立している。メイン電源用バッテリは約1ヶ月、内部時計用バッテリは約3ヶ月の運用が可能である。

 

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