自分の価値観や人間性が少し膨らんだ気がする。また、今後の方向性とパワーを与えられた。全国に研修生のネットワークができたことも大きな力である。研修での多くの感動や学びを、今後いかに実践していくかが大きな課題である。誰のためのケアなのかを常に考え、一般病棟や在宅での緩和ケアが発展していくことを願い、まずは小さくても確実な一歩から実践していきたい。
最後になりましたが、多くの学びを与えて下さった講師の皆様、衣笠病院のスタッフの皆様、岡谷センター長、金子先生をはじめ看護教育・研究センターの皆様方に深謝いたします。
<参考文献>
1) 清水哲郎:医療現場に臨む哲学、勁草書房、1997
2) 神谷美恵子:生きがいについて、みすず書房、1980
3) E・フロム 佐野哲郎訳:生きるということ、紀伊國屋書店、1977
4) 世界保健機関 武田文和訳:がんの痛みからの解放、金原出版株式会社、1996
5) 寺本松野・村上国男・小海正勝:IC─自己決定を支える看護、日本看護協会出版会、1994
6) 上田敏・大川弥生:脳卒中リハビリテーションガイドブック、日本ロシュ株式会社、1999
7) 鈴木和子・渡辺裕子:家族看護学─理論と実践、日本看護協会出版会、1995
8) パトリシアJ.ラーソン・内布敦子他:別冊「ナーシング・トゥデイ」12]Symptom Management 患者主体の症状マネジメントの概念と臨床応用、日本看護協会出版会、1998
9) 石垣靖子:心のケアー患者の自由度の拡大への挑戦─、ターミナルケア、9:106-109、1999
10) 柏木哲夫他:特集・増加する緩和ケア病棟─その背景と求められる看護職の役割─、看護、51:24-55、1999