3. 水島港
(1) 内航フィーダー輸送の利用状況と今後の見通し
1] 内航フィーダー輸送の利用状況
〜輸送のメインはKD、化成品〜
○輸送内容は、KD、化成品、他は通常の輸出入品である。
〜フィーダー利用の落ち込み〜
○神戸港(フィーダー)経由アジア向けは、マレーシア、インドネシア、フィリピンである。平成10年度はかなり落ち込んだが、これは東南アジアの経済事情のためである。
○昨年と比べ1割減少である。原因は景気の低迷とみている。
〜欧州・北米方面で内航フィーダーを利用〜
○全体としては、アジア方面が多いが、内航フィーダー経由はヨーロッパ行きが多い。そのうち、95%程度が神戸経由。残りの5%は大阪からオーストラリア便である。これはアライアンスの関係でそのルートになった。
○神戸港経由は北米が中心であるが、ここ3年は減ってきている。
〜船社の申し入れで釜山経由に〜
○釜山経由については、南アフリカ方面が少しある。これは船社の申し入れである(コストが安い)。
○輸送ルートについては、船社からの指定が多い。
〜アジア方面はダイレクト〜
○他にダイレクト便として、タイ、台湾、インドがある。
2] 内航フィーダー輸送の利用意向
〜重量ベースでは減少〜
○現地調達現地生産が増えてきているため、KDセットの1台分の内容については減っている。重量でいうと、減少傾向である。今後貨物量が増えるかどうかは不明である。