b. 外航船社
1] 内航フィーダーの選定理由はコスト、利便性、安定度
内航フィーダー輸送を選定する理由としては、「トータルコストが安い」(6社・35.3%)、「便数が多くイレギュラーにも柔軟に対応」、「業務に精通した物流事業者がおり安心できる」(ともに3社・17.6%)の順に多い。荷主とは異なり便数が多いことを外航船社は評価している。
2] トラック輸送は時間面の融通性、イレギュラー対応など
荷主と同様、トラック輸送を利用する事業所は、時間面の融通性や迅速性を重視している。
3] 地方港ダイレクトはリードタイム、海外ハブ港経由はトータルコスト
地方港ダイレクトルートは「リードタイムが短い」(4社・30.8%)を重視している。
海外ハブ港経由ルートは「トータルコストが安い」(5社・33.3%)を重視しているが、これは、内航フィーダー輸送と海外ハブ港経由輸送は同様の選択理由であり、外航船社における内航フィーダー輸送の使い方としては競合関係にあることがうかがわれる。
なお、内航フィーダー輸送では「業務に精通した物流事業者がいること」が魅力になっている。一方で、海外ハブ港経由は「航路が充実しており多方面の輸送が可能」なことが魅力となっている。