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(4) アジア主要港のコンテナターミナルの現状

コンテナターミナルの整備状況をみると、アジア主要港は我が国の主要港と同等もしくはそれ以上の施設を有している。さらに、コンテナの年間取扱量を踏まえると、シンガポールをはじめとして、我が国主要港を大きく上回っており、港湾施設が効率よく活用されていることがうかがわれる。

また、サービス時間についてみると、アジア主要港では本船荷役が通年フル稼働しているほか、CY(コンテナヤード)やCFS(コンテナフレートステーション)への搬出入可能時間も長い。

 

表II-2. アジア主要港湾のコンテナターミナルの現状

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資料:日本財団資料、運輸省資料等より作成

 

(5) アジア主要港のコンテナターミナルの計画

また、世界的に進むコンテナ船の大型化に対応して、大水深岸壁を整備する必要性が高まっているが、水深15m岸壁の整備計画をみると、概ね2000年までに各港湾での整備が計画されており、特に、香港、シンガポールでは、それぞれ我が国全体に匹敵する施設の供用が見込まれている。

 

表II-3. 水深15m級コンテナターミナルの整備状況

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注)名古屋港については、航路未整備のため概ね平成12年における供用施設数には含めていない。

資料:運輸省港湾局

 

 

 

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