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4. アンケート及びヒアリング結果から見た内航貸渡専業者(オーナー)のプロフィール

アンケート結果をさまざまな切り口で分析し、内航貸渡専業者の姿(プロフィール)を浮きぼりにして下記に取りまとめる。

1) 個人事業者

1] 個人事業者のプロフィール

会社形態をとらずに個人で貸渡業を行っている事業者は貸渡業専業者全体の約4分の1を占めるが、それらの事業者のプロフィールは以下のとおりである。

・船舶を1隻所有し、従業員は4人以下の事業者が多い。事業規模は小さいが、事業採算性は会社形態事業者と変わらず、黒字の事業者もいれば赤字の事業者もある

・内航海運暫定措置事業に対する不満感が強く、「転廃業したい」事業者が4分の3ある。ほとんどの事業者が「行政の支援」を望んでいる

・協業化意向は会社形態の事業者と大差はないが、荷主やオペレーターの呼びかけがあれば検討したいという事業者は会社形態の事業者よりも多い

・現行の内航運送契約の仕組みについては、はっきりと評価する個人事業者は少なく、無回答が多いが、「現行でよい」は会社形態の事業者より少ない

 

<会社形態の事業者との比較表>

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(注)無回答分は表示せず

 

 

 

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