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表2-9. オペレーター・オーナー間の契約形態ならびに費用負担の比較

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(注) ○オーナー、●オペレーターを示す

 

近畿における貸渡専業者の用船形態の割合をアンケート結果で見ると、所有船舶234隻のうち定期用船が37%、運航委託が30%、裸用船が27%、不明が6%となっており、昨今の輸送需要の不安定性を反映してスポット的な運航委託契約がかなり多い(図2-23.)。

 

図2-23. 近畿の貸渡専業者所有船舶の用船契約形態別隻数割合

(アンケート結果・再掲)

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需給の変動によって契約形態が変わることはあっても、オペレーターとオーナーの関係は固定的であり、船舶の貸渡先は変らない。近畿の貸渡専業事業者のうち「貸渡先は特定の1社」が72%を占めており、「貸渡先は不特定」というオーナーは3%にすぎない。

また、オペレーターとの関係は長期的、継続的であり、一部のオーナーは資金面や人材面でオペレーターと密接な関係を有している(図2-24.)。

 

 

 

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