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b) 物流事業者

〜時間重視の架橋利用〜

輸送機関及び輸送ルート別に選択要因を見ると、「瀬戸大橋を利用」(43.1%)、「明石海峡大橋を利用」(41.4%)、ともに架橋利用のケースでは、すべて「輸送時間を短縮」を最も重視している。次いで、「納品時刻に正確」が多く選ばれており、架橋を利用するケースでは、荷主のアンケート結果と同様に、迅速性、定時性など、時間面の要因を強く重視している。

〜コスト重視の内航船・鉄道・フェリー〜

「コストが安い」を最も重視しているのは、「内航船」(55.4%)、「鉄道」(40.7%)、「フェリー(本州─淡路島)を利用」(39.8%)、「フェリー(本州―四国)を利用」(36.5%)、であり、これについても荷主と同じ傾向となっている。

〜ドライバーの負担が小さいフェリー〜

荷主と同様、フェリーで重視される選択要因は「コストが安い」に次いで、「ドライバーの負担が小さい」ことである。

〜安定性が高い鉄道〜

「鉄道」は、「コストが安い」に次いで「安定的に輸送できる」(20.4%)ことが選択要因として重視されている。

〜まとまった量の輸送を行うときは内航船〜

荷主と同様、特に内航船の特徴として、「まとまった量の輸送を行う」(31.1%)が重視されていることがあげられる。

 

輸送機関・輸送ルート別選択要因(物流事業者)

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備考:選択理由として1位に回答したものを3点、2位を2点、3位を1点として加点し、その得点の合計を100.0としたシェア

 

 

 

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